うずまき
わたしは基本的に恐怖マンガやホラーなんかが苦手な方なんですけど、このマンガは大丈夫です。
なぜなら、
恐くない。(笑)
というか、この人って一般に“恐怖マンガ家”というくくりで語られること多いんですが、ゆえにわたしもあまり多くを読んでいないので何とも言えないんですけど、
少なくとも『うずまき』は、恐怖マンガではない気がします。
恐怖と笑いは紙一重だとは言いますが、そこはかとない、滋味のようなユーモアが全編から溢れてます。
それが作者の天然な持ち味なのか、意図してそう描かれたものなのかとても知りたいところです。
ただし恐怖というより、まさに「ぎょ」っとする感覚はたくさん味わあせてくれます。
あと、そうした描写にもの凄くインパクトがあるので、意外にそのイメージの脳内定着度が高いです。いつまでも忘れられない感じ。
それでも恐くはないんですけど。
ヒトマイマイが校舎の壁をぬらぬらと移動する様とかはちょっとインパクトあり過ぎです。
また、この人の描く女性の美しいことといったら天下随一ではないかと。
桐絵ちゃん、あんなイッちゃってる彼氏に一途すぎ。そりゃ台風1号も横恋慕に狂うわけだ。(笑)