ゴールデンボウル
今、ドラマというとクドカン席巻中といった様相ですが、野島伸司のコメディものはとてもいいと思っていて、大好きです。
かなーりライトかつチープなつくりですが、とてもよくできてるのではないかと思います。
意外と言ってることは深いよなあ、とも思いました。
茶化して、ごまかして、
自分をさらさずに、
自分を守って生きていくことは、
楽そうで軽そうでスマートそうで、
しかし意外に重く深い病巣だということ。
そんなことをあらためて考えたりして。
自らを振り返り、ああ、と思い、でもまた腐りかけた殻にくるまるのです。
本当に欲しいものができたら勝負するって?
腐った殻にくるまってると、その生温かさと臭気で気づかないんだよ。“本当”が現れた事に。
そして「自分には何も欲しいものなんて無いんだ。」なんて思ってしまうのさ。
いやいや、ドラマの話。
そんな感覚をそろりと突きつけつつ、軽く軽く楽しく楽しく肩肘張らないエンタテインメントとしてしっかりと練り上がってます。
毎回のボーリング勝負も飽きさせません。
しかし、やっぱり日本男児は黒木瞳に骨抜きなのか?
上司にしたい女性ナンバーワンて、何を想像してるんだ?(笑)