singing under the rainbow
ミニアルバム『dream's end come true』収録。
この盤は、発売当初に試聴で惹かれて買ったはいいものの、ちゃんと聴いてみたらあまりにとっ散らかった音像に「なんかうるさいなあ…。」と思って放っておいてました。
仕事中にライブラリをシャッフルさせて聴きながら街を歩いていて、この曲がかかったわけです。
その時わたしは、腐った臭いの漂う街を黙々と歩きながら、
これがこの世で一番美しい音楽だと思いました。
音楽ってのは、聴く場所や、自分の様々なコンディションによって感じ方が結構変わります。
明日聴いたら、こんな風には思えないのだろうけど。
もうそれが“綻び”とは言えないくらいに綻んでしまっていてぐだぐだな世界に響く福音の音色はこんな音かもしれない、なんて。
本物の騒音の中には完璧な静寂が潜んでいて、本物の静寂の中には歓喜あふれる喧噪が潜んでいる、なんてことを考えました。
虹の下で本当の感情を唄おう。