フライド・グリーン・トマト
子どもの頃に1回観てずっと心に残っていた映画。
これほど心に残っているからには、よほどおもしろかったのだろう、と思い観返してみました。
うむ。おもしろい。
1900年代初頭のアメリカ南部に生きる2人の女性の友情と一生と、
現代に生きる中年女性の悩みと人生とを、
ユーモアと優しさに満ちた視線で描きます。
(そしてひょっこりブラック風味も。)
出てくる女性達がみな魅力的。瑞々しい生命力に溢れていて。
そこには黒人差別の暗い影もありながら、やはり牧歌的な古き良きアメリカの陽射し感。
駅前のダイナー。
振る舞われるバーベキューやパイ。そしてフライド・グリーン・トマト。
そんな雰囲気がまた素敵です。そういうのがお好きな方はたまらないかもしれません。
とにかく元気に飛び跳ね回るパワフルな女性達の生命力がこの作品の肝でしょうか。
子どもから老人まで。とにかくフレッシュでパワフルです。
(でもギャーギャーうるさい、ということではないのです。)
観終わった後になにか清々しい気持ちにさせてくれる映画です。