12:27 pm
髪を切りに行く。
担当の美容師さんが同い年で話のうまいおっちゃんで楽しいのだが、昨日ボーリングをしたら、という話になった。
「昨日ボーリング行ったんですけどね。」
「へぇ。」
「自分うまいんですよ、ボーリング。」
「ほう。」
「大体180くらいで200超えたことあったりもして、勝負しようということになって、相手女の子だし、まあ、楽勝だなぁと思ってたんですけど。」
「へーそりゃそうですね。すごいスコアだ。」
「知ってます?!今のボーリングってファウルとられるんですよ!」
「ファウル?」
「なんか赤外線センサーみたいので投げる位置判定しててファウルとられるんですよ。ストライクとってもプーとか音がしてその一投が無効になっちゃうんですよ。で、次とってもスペア扱い。」
「ああー。あるかもねー。」
「で結局スコア80とかになっちゃって、負けちゃいましたよ。」
「ありゃりゃ。」
「あのプーって間抜けな音がねえ、こう、悔しくて。」
「ははは。」
「あんな機械つけられたら酔っぱらってボーリングなんて行けないですよねー。スコア紙でつけなくてよくなった時は便利だと思いましたけどね。」
「紙あったね。」
「今の若い子、紙?何それって感じですからね。」
「あ、そうだよね。オレも忘れかけてた。紙と鉛筆借りてねえ。」
「あ、もっとショックなこと教えちゃいましょうか?」
「何?」
「500円札って、オレらがリアルに使った最終世代なんですよ。」
「へ?」
「オレらが小2くらいの時に一斉に500円玉に切り替わったんですよ。幼稚園までいくとお小遣い500円て高額でしょ?使ってないんですよ。だからリアルに500円札握りしめた世代ってオレらが最後なの。」
「うっそーん?!」
「あれ?500円札なんて知らないとか言いたい方(かた)?」
「いやいやいやいや。相当リアルに使ってた方(かた)だよ。え?オレら世代が最後?もうちょっと下までじゃないの?」
「いやいや、オレらが最後なのよ。国も本気出して切り替えたから結構瞬時に切り替わっちゃって。」
「ショックだなー。」
なんて会話をした。
そこから世代の話になって、わたし(昭和48年生まれ)が普通に体験していて、今やなんとなく歴史の領域になりつつあるもの、なんて話をした。
・スコアを紙に書くボーリング
・500円札
・1曲1コインのカラオケ・ボックス
・テレビの生放送で時々おこる「しばらくお待ち下さい」
・自販機のジュース=60円
・うまい棒がでかかった
なんてのが。
いやーショック。確かにこう書くと、えらく歴史じみてるけど、体験してるわー。
そういえば今は箱入りのフーセンガムが6個入りだったのを知った時も驚いたけどな。
最近、仕事やもろもろの“少し偉い人”の位置に同い年の人がいることが多いし、そうなのねー、と思いました。まる