幻の命
久しぶりに夢中になりそうな予感のするバンド、世界の終わりのファーストシングル。
ポップ。そしてその静謐とも言える音像が、世界を塗り替える。
音楽で世界は変わらないだろう。
でも、ヘッドフォンからの彼らの歌声で、わたしの中で世界は白く塗り替えられる。
喜びとも悲しみともつかない白い靄みたいな感情が、心を満たす。
心地良い。
そうだ。音楽で世界は変わる。
結局何を歌った歌なのかは想像にまかされ判然としないけど、やさしく悲しい気持ちの本体だけ、ちゃんと心に届き、満たす。
白い病院で死んだ幻の命に
眠れない夜に夢で逢えたらと蒼い月に祈るんだ
壊れそうな繊細さがわたしを引きつけてやまない。何度もリピートしています。
このところ一気にメジャー化してきているようです。それでわたしも知りました。
きっと彼らはこれからある一定の役割を音楽シーンで果たしていくのでしょう。注目しています。
4月に発売されるアルバムが楽しみで仕方ありません。