町でうわさの天狗の子
なんたるセンス。
もうタイトルからして脱帽だが、読めば読む程センスがいい。
(文化祭のエピソードの扉絵が中世ヨーロッパ風イラストだったりした時にはうなりました。超主観的感想。)
あとこの人の絵を下手だという人もいますが、この人本当に絵うまいと思うよ。
のどかでお気楽な八百万の神々の世界観。
この発明がもう、すごいセンスだというのに、その世界で渾身の力で描かれるのは、もう、本当に、どうということもない田舎の高校生の青春の日々。
本当に渾身の力で日常を描いてるの。天狗の子とかすごい設定生みだしながらだよ。
くわー。すんげーセンス。
またその描かれる日々が、実に等身大で、軽やかで、ギャグセンスも実にいい。
登場人物もいちいち気が利いてる。どこかで絶対見たことがあって、そして魅力的な人々。
ああ。センス、センス、センス。
7巻まできて、どこかやや重い世界観も匂わせてきていますが、それもまたよし。
ただお気楽なままで終わっても十分面白いとも思うけども。
まあ、結局わたしがお勧めするマンガなんてのは、もう既に立派な賞とか獲ってるんですけどもね。(笑)
とても面白いです。
次郎坊から十郎坊までイケメン並べて実写化とかありそうですが、その際は頑張ってね。なにしろセンスがいいからね、このマンガ。
3巻で秋姫がミドリちゃんの恋バナをうきうき待つ時の姿が最高好きです。
「何」「何」「何系の話?」