GIANT KILLING
あっという間にもうじき20巻ですね。
ずっとだれずに面白くて、素晴らしいです。
達海の采配と椿の成長を軸に、いろいろな要素を破綻なくここまで展開できていて、しかものんびりとしたこの雰囲気。
実にいいと思います。
監督
選手
経営陣
サポーター達
選手を追うジャーナリスト
それらの縦糸がしっかりと、しかもちゃんと並列的に語られていて邪魔することもない。
非常にレベルの高いマンガだと思います。(偉そうですが。)
で、きっとサッカーは当然大好きなんでしょうが、描きたいものに対して題材としてのサッカーがちゃんと奉仕できているからこその(まだ完結していませんが)この完成度なんだと思います。
“人をワクワクさせるアレ”
全ての要素がそこに向けてしっかり編み込まれているから、こんなにも楽しい。
いろんな人間がそれぞれに補い合って、目標に向かってどんどん機能し、高まっていく。
そんな“人の興奮の根っこ”に向かって全てがクレバーに配置され、描かれていくから、こんなにも楽しいんだ。
ワクワクと心躍るマンガです。
選手じゃなくて監督、経営といった面をフィーチャーしていったところがスポーツマンガとして現代的で、時を得た感もありました。
文句なく、最新刊が最も待ち遠しいマンガのひとつです。
ETU!