子供はわかってあげない

信頼おけるマンガ好きの方々がこぞってお勧めしていたので「まあ、間違いないのだろう。」と買ってみましたが、

まあ、間違いなかった。

ふんわり日常ギャグマンガ？からの、

え、ふんわり推理サスペンス？からの、

ええ？まさかのサイキック風味？からの、

超弩級の夏の終わりのボーイ・ミーツ・ガールでした。

実によかった。

こういうの描ける人って、もう特殊能力者なんだろう、と思ってます。

ああいう、初めて異性を好きになった瞬間の色や、感触や、匂いを、記憶しつづけて、描けるって。

普通こういうレベルでは憶えていられないと思うんだ。

本当に素晴らしい。

あと、気の抜けたギャグやセリフがちゃんと効いてるのもいいです。

面白いこと言ってやろう、じゃなくて、必要だからここにこのギャグやセリフが置いてある、というのが心地いい。

そして、最後、ふんわり世界をうれしく思えるところがいいです。

あと、やっぱり面白いマンガって一気に読めるものよなあ、と思いました。

なかなかマンガ読む時間もない慌ただしい毎日ですが、面白いものには時間を用意するよね、自分。

長さが丁度いいというのもありましょう。

上下巻で終わりです。あら、読みやすい。

しかしMANGA OPENはいいマンガ家を輩出しております。

『GIANT KILLING』も『宇宙兄弟』も『グラゼニ』も、忘れちゃいけない室井大資もMANGA OPENから出たのですなあ。

今後とも頑張ってほしいです。

あ、あと、じんこちゃんとハルオがまた最高イイです。