for the rest of my life

ex.ニジの空間(関心空間)

1:42 am

たまたまEテレの「SWITCHインタビュー達人達」を観た。

 

水原希子と写真家の長島有里枝の対談だったのだけど、

とても面白くて、水原希子って結構クレバーなんだなあ、と思ったのですが、

中でも、

同じ写真でもインスタで見るのと、紙で見るのとは全く違って、

「紙で手元に持っていたい」と思える写真というのがあるという主旨の発言をしていたことに、

 

非常に驚いたと共に勇気を得ました。

 

パッケージビジネスに関わるものとして、

インスタのフォロワー数日本人2位(だそうです)、

幾多の炎上騒ぎをおこして、逆にそのことに自覚的で理知的に受け止めている印象の、当然デジタルを活動に組み入れている、最先端をいく印象のモデル・アクターが、

 

アナログの写真・印刷物を持っておきたい、という感覚を持っている

 

ということに、非常に勇気を得ました。

 

だって、それが食いぶちである自分ですら、もうCDとかBDとかのパッケージや雑誌とかって、なんでこんなものまだ流通してるんだっけ?て感覚を理解できる時あるし、これは本当に消えていってしまうのが自然なのかなあ、と思っていましたから。

 

物質として所有することの価値やうれしさといったものが、こういうデジタルを当たり前に生きる若い、最先端の人に発見されている、ということに、まだまだやり方によってはアナログ死なないな、という半ばかっこ悪さすらおぼえ始めている気持ちを肯定的に思い出させてもらったというか。

デジタルも日常にここまで当たり前に広がってきて、こんな感じかー、というのが逆に見え始めてしまったような感覚があったけど、

まだまだこの先に現れる表現はわからないぞ、と思えたというか。

 

すごく驚きとワクワクを感じました。

面白い番組でした。

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