12:44 am
マンガ家になりたかった。
でも結局、ちょっと落書きがうまいだけの兄ちゃんになっただけだった。
兄ちゃんがおっさんになり始めた頃、何かをアウトプットしたい気持ちだけはくすぶり続けていて、きっとどこかで悶々としていた。
そんな頃、検索するとよくひっかかるサイトがあった。
関心空間というサイトだった。
ネットのコミュニティ的なものに参加するなんてこわいこわい、と思っていたわたしだったけど、そこは面白そうだな…とすぐ思った。
「自分の好きなもの大図鑑」みたいなデザインにワクワクしたし、なんかみんな自由に自分の好きな事を語っていて、それが受け入れられていて、雰囲気が優しかった。
ユーザーさんのレベルが高そうで、自分にはわからないような話題が多かったけど、不思議と平気そうというか。
レベルが低いこと書いたって放っといてくれそうな感じ?(笑)
何より、自分の好きなものを好きというだけの事なら自分にもできそうだと思った。
そんな文を書いて、人に読んでもらえるということは、心のどこかで悶々としていた自分を救えるような気持ちもあったのだろうと思う。
ドキドキしながら登録した。
確か休日の夕方ではなかったろうか。
それからそれまで自分の中にたまっていた大好きな事を吐き出すようにKW登録した。
本当に楽しかった。
そのうちユーザーさんの反応もいただけるようになった。
本当に本当に楽しかった。
自分の好きなもので埋まった自分の空間はかけがえのない自分の居場所になった。
関心空間は居場所だった。
とても心地いい、居場所だった。
(多くのユーザーさんにとってもそうだったんだな、と皆さんのここ数日の日記をみて思っています。)
居場所がなくなるのはつらいけど、悶々としていたものは関心空間のおかげでずいぶんはれたようだ。
最近ではあまり更新もしなくなった。
完全に夢想ができない年齢になったのもあるけれど、そういうことかもしれない。
今まで本当にありがとうございました。
大好きだから居続けて、何かしら書き続けてたけど、遂になくなってしまうのですね。
わたしも何か次の頃合いなのかもしれないですね。
関心空間はみんなの“好き”が集まって始まった場所だから、こんな幸せな場所になったのではないでしょうか。
これまで人生の貴重な時間を少しでもわたしに使ってくれた幾多のあなた。
本当に本当にありがとう。
大きな大きな時間を本当にありがとう。
あと少しよろしくね。(笑)
ただ居ていいよ、という場所がどんどんなくなっている気がするこの時代に、そんな場所が生き残り続けて欲しかった気もしますけども。
本当にありがとう。
しかしですね、この人生を刻んだ(笑)大量のログをどうにか手元に残す方法をIT弱者のわたしに誰か教えてください…!