for the rest of my life

ex.ニジの空間(関心空間)

5:12 pm

・昨日夕方よりマイiBook完全クラッシュ。テコでも起動しなくなる。結局HD完全初期化のOS再インストール。画像処理してるわけでも音楽作ってるわけでもないので、ほぼデフォルトに近い状態だから「えいや」と。

今やっと関心空間に日記書き込めるところまできたんですが、やはりバリバリな違和感と不便。あまりいじってるつもりじゃなかったけど、人はやはり知らぬ間にいろいろとカスタマイズしている。

・やはり『ICO』ファンとしては『ワンダと巨像』を買ってしまう。正しく“動”の『ICO』な感触。まだ数時間なのでなんともわかりませんが。

しかし明らかにチュートリアルな1体目の巨像すら倒せません。セーブポイントまでいけない体たらく。我ながら己のお粗末な反射神経を笑う。

アグロかわいい。手綱の操作までしかできない操作感がとても素晴らしい。

・『蟲師』のアニメを観る。午前3時40分。『蟲師』らしい時間かも。

スタッフの熱意と努力が伝わってくる力作だと思いました。

ただ、一マンガ読者として、勝手な一視聴者として、

悪くないけど、それ以上でもない、という印象。

ただこれはある意味仕様がないと思います。

まず、わたしは観てた時「ああ、結構はしょったなあ。」と感じたんですが、翌朝マンガを読み返して、驚くほど忠実なアニメ化だったんだ、と驚きました。むしろ愛情を持って足りない動きを補っていたな、と。つまり足されたところはあっても引かれたところは無かったんだ、びっくりしました。

また、単純な感想として「ギンコの声はもう少し低いんだい。」と思ったり、ナレーションはおどろおどろしすぎだと思ったり、でもスイは想像以上に良かったり。

つまりこういうことでは。

マンガはとても隙間の多い表現なので(小説なんかはこの文脈では脳内に材料を提供するくらいのものといえるかもしれません)、各人がその隙間を自由に埋めて楽しんでいるもの。自分で自分にとって最適化した動きや音をつけて楽しんでいるはずです。それに太刀打ちするためには、ただあの世界が動いた!しゃべった!だけではそれがとても力作でもちとつらいわけです。しかもこの作品はとてもその隙間が多い作品で、非常に高いレベルが要求されると思うし。わたしの感じた“はしょり”も自分で埋めていた“隙間”の部分だったんだと思うのです。

マンガ原作のアニメはそういう困難さを持ってる訳で、その中ですごく健闘してると思います。多分もっとお金をかけたら、脳内イメージ具現化のレベルが上がってさらに良くなるのかもしれないけども、そもそも各視聴者の脳内完成品が微妙に違う以上(ギンコの声が低すぎる!と思った方だっているかもしれない)、そこでみんなに満足してもらうのは難しく、考えられるのは、原作を逸脱しない最高のバランスの中で、アニメなりの解釈を感じさせることしかないんではないかと思います。

あれだけのものを作るスタッフの熱意と苦労はある程度理解できているつもりなので(なにしろ“隙間”は金がかからず無限なんですから、それを形にする苦労たるや…)、おこがましい感想ですが。

期待が持てることが、この作品の場合それだけでとても素晴らしい。

期待してます。時間帯的にかかざずは観れないでしょうけど。

紙飛行機さん、わたしはこんな感じです。(笑)

5:12 pmの画像