ピューと吹く!ジャガー
このマンガの周辺には「これ面白がれなきゃ、ヤバくね?」的な読者をふるいにかけるようなやな感じを少し感じていて、ちょっと抵抗していたんですが、やっぱり気になるし(特にカバー絵)、読まずに判断するのも良くないよね、ということで読んでるんですが、
意外に面白いデス。
確かにマンガである意味の希薄なふかわりょうの一言ギャグみたいなのも多いんですが、進むにしたがって尻上がりに面白くなってる印象です。
こういうちょっとシュールで、脱力系で、という幾多のマンガとこのマンガを分けるのは、
全編に漂う、その絶妙な邪(よこしま)感かと思います。
基本的にそういう悪意というか、邪気というのは、当然人を不快にさせる性質のものなので、そこんとこをうまいことやらないといけないと思うんですが、そこが絶妙にうまいんではないかなあ…。
例えば作中繰り返し、陰で滑稽な人まねをされるギャグが描かれるんですが、ムカつくけど笑えるギリギリのラインをうまいことやられた、といつも思うんだなー。
いや、でも、ハマーは本当に駄目で笑える。
ポギーも心配だ。
しかしニジが一番おかしいのはハミデントです。
これまたピヨ彦がハミィより序列上なところが絶妙なさじ加減。
「ご主人たまがそうおっしゃるのなら、なんまんボルトでもーー」