たいへん もいじーちゃん
いがらしみきおはとても危険な匂いのする作家、というイメージです。
作品によって驚くほどの振れ幅で作風が違いますが、ニジ的にはどれも共通して、人間の必ず持つ“狂気じみたもの”を徹底的に追及している印象を持っています。(多くの著作を読んでいる訳ではありませんが。)
正直あまり楽しい気分になれない作品も多いのですが、楽しい気分になれる作品だってひやっとする刺激をその底に脈々と流している。
で、その“楽しい気分になれるサイド”の大好き作品。
もいじーちゃんかわいい。かわいすぎる。
でもって、そこに描かれる感覚がわかりすぎる。なんでこんな感覚を抽出できてしまうのか。凄いなあ。
でもって、“人間の駄目な感じ”もしっかり匂いたってきて、さらに凄いなあ。
何度読んでもにやにやとしてしまういいマンガ。
『ぼのぼの』より小難しいこと考えなくてすみます。(笑)
ちなみに放課後のモスバーガーはわたしの青春の1ページ。
でも、カラーのものはカラーで単行本化してほしかったな。上製本になんてしなくていいから。