12:11 pm
人生において全く腑に落ちた言葉。
岡村靖幸の『家庭教師』はあらゆる意味でわたしに大きく影響を与えた(あんまり好きな言葉使いではないが)“神盤”なわけですが、なかでも「どぉなっちゃってんだよ」の、
「一生懸命って素敵そうじゃん」
は、ニジの中で世界を揺るがした。
人は大切に生きなきゃならなくも、誠実に生きなきゃならなくも、頑張って生きなきゃならなくも、思いやって生きなきゃならなくも、楽しんで生きなきゃならなくも、一生懸命生きなきゃならなくも、ない。
実はない。
そんな中、ただ単に、一生懸命って“素敵そうだから”やってみよう、という態度は、驚くほど単純で、だから驚くほど強くて、完全に筋の通った態度に思えた。
“一生懸命やってみたい自分”はあっさりと肯定され、世界は変わった。
それで実際一生懸命できたのか、できているのか、ということは全く別の問題なのだけど、それでも実際「一生懸命って素敵じゃん」と何度も思って生きてきたよ。
この頃から既に薬に手を付け始めていたみたいだけど、やっぱり彼はわたしの中でどうしても揺るげないのだ。
あとね、何で読んだのか(エッセイだったか、対談だったか)、言葉の細かいところも全く憶えていないので、そういう意味では適当なんだけれど、伊集院静が何かで言ってたこんな意味の言葉も、ずっと忘れられない。
「女の体は、想像以上でも想像以下でもない。」
うーん!全くもって腑に落ちるひょうげん!
麗しのDT時代にこれを読んでいるあなたがもしいたら、きっといつかそうなった時、あまりの的確さにうなるぞ。わたしはうなった!(笑)