自虐の詩
名作だと思うし、新しかったし、もちろん大好きだし、
でも、ここまで有名になってしまうとどうも気恥ずかしくてKWにできないでいたマンガ。
今日、やっぱり鼻水まで“たらして”というより“流して”号泣してしまいましたので、観念してKW登録。
うねるストーリーを4コマギャグマンガに融合させていった作品。そういった物の中でも群を抜いた傑作。
内容も、そのバランスも。
特に文庫2巻、熊本さん登場以降は血の吹き出るテンション。
何度読んでも心をうたれる。
無駄なものが無い。
初出を見ると、いくつかのシリーズに分かれて連載されていたものを再構成しているらしいですが、その構成もすばらしいと思います。作者本人の構成なんでしょうか?
昔、ある日突然本屋が緑のカバー一色になってて驚いたんですが、思えばBSマンガ夜話でとりあげられた時だったようです。わたしは見てないんですが、きっとしっかりと評論されたんでしょうね。
わたしは「人生には明らかに意味がある」とは思えないでいますが、
ここまではっきりとそれを言い切っているこの作品は、
マンガとして一読の価値がある作品です。