はしのえみ
ぼさーと『王様のブランチ』500回記念を見ていたのです。
お姫様で有名なはしのえみがたくさん出てくるのです。当然。
うーん。かわいいなあ。この人。
…。
なんだろう、この猛烈な照れは。(笑)
ちょっと思ってるんですけど、世間で(特に男性が)「はしのえみが好き。」って言うの、やや気恥ずかしい空気ありませんか?
気のせいかなあ。
はしのえみの魅力ってのは、その“日本のタレント”としての完成度の高さだと思います。
“芸能人”を、容姿なんかも含めた広い意味での“芸”に突出し、それで身を立てようと決意し、成功した人間、と考えた時、彼女の芸は、
“日本のタレントとしての、トータリティとバランスの突出した良さ”
なのではないかと。
プロの“日本のタレント”。
つまり突出した美貌やオーラは(失礼ですが)無いんだけども、とてもかわいらしくて、クレバーにコメントやリアクションを展開できて、かといって鼻につくほどのやり過ぎ感も無くて好感が持てる感じ。
そしてそれは、実は今の日本で、わたし達の実生活で、少なくとも世間的に好ましく感じられているパーソナリティーの大きな1つといえる気がします。(わたしはそうはなれなかったデスけども…。)
だから、彼女に対する好ましさを表明する場面では、言い手も聞き手も、「好きな芸能人を語っている」というより、単に「好みのタイプを語っている」という感覚を強く持ってしまって、気恥ずかしい事になるんではないのかなあ。
いや、「好きな芸能人を語っている」場だって、結局は「好みのタイプを語っている」場である事が多いんだけど、彼女にいわゆる“芸能人的オーラ感”が希薄なので、オブラートとしての“芸能人”が機能しないという。妙にリアルになっちゃう。(笑)
とにかくこの人の“好ましい感じ”はバカにできないよなあ、と思ったのでした。まる。