マイ・ボディガード
なんでこの映画が騒がれないんだ。
なんでこの映画が騒がれないんだ。
圧倒的じゃないか。
圧倒的じゃないか。
驚きました。
今レンタルDVDを観終わった直後です。
書かずにはおれない。
明日間違いなくDVD買う。
ニジ的にここ10年のスパンで、1、2を争う映画でした。
凄い。
正直、『ボディガード』と『レオン』を足したような、ちょっとハートウォームな感じの映画かと思ってレンタルを借りたのです。
とんでもない。
暴力。暴力。暴力。
自分の中にある凶暴さを目の前に突きつけられました。
暴力を甘美に感じる心性が、確かに自分の中にある。
間違いなくある。
自分が暴力を受けたら嫌だ。怖い。
自分が暴力を振るった時に、自分に残るであろう嫌な感じ。
そんなものから手を離してしまえば、自分は意外と残虐で、楽しんで他者を破壊するかもしれない。
そんなことを考えてしまった。
ただ、そういう生の感覚から手を離すことは、生きてる以上、事実上は(実生活では)きっと無理だと思うのだけど、(多分そういう精神は今の社会では病気とされると思う。)そういった次元ではないところで、暴力そのものにはきっと何かしらの抗し難い魅力があって、それを(虚構である)映画を使って抽出してしまったような凄みが、ある。
エンタテインメント的に抽出してしまっている凄み。
恐ろしい力量ではないんだろうか。
同時にちょっと怖さも感じるけども。
この映画の完璧な復讐と暴力に、確実に自分はカタルシスを得ていた。その発見が、わたしにとってことさらにこの映画を特別にしてしまった。
やや単純にすぎるかも、というストーリーではあるけれど、隙も少なくて、エンタテインメント作品としての完成度もとても高いと思います。
粗めで固い映像も、音楽も好みです。
ついでにクリストファー・ウォーケンも好みです。
本当に驚いた。
自分の中でトニー・スコットという監督が一気にメジャー化しました。
圧倒的。