ルート225
いい加減うざいくらい最近ニジがお熱な女優、多部未華子ですが、この映画はそれ以外も含め非常に良かった。
ニジの観たかったパラレル・ワールドものはこういうの、という感じです。
多部未華子の魅力におうところは確かに大きいとは思うけども、弟役の岩田力くんもとてもいいし、おっとり系のお母さんを演じる石田えりもいい。
淡々と不条理な世界はとてもリアルだ。でもそこにずっと流れている優しさが、うれしい。
異常と正常の境界なんて、いつも皮1枚。
ただ雨上がりの清涼は、そこにあって欲しいんだ。
独りよがりのファン心理、というわけでもなさそうだな、と思った。
多部未華子、注目していいのではないでしょうか。
母親との最後の通信がとても良かった。
弟とのさよならもとても良かった。
ちなみに最近志村貴子によるマンガ版も出ております。
こっちもいいですが、ニジは映画版が好きかなあ。
でもDVDのジャケットはいただけないかなー。主演女優を売りにするにはまだまだ弱いし、そうい勧め方をされる映画でもない気がするし、だいたい安っぽいよ。これ。(笑)