1:26 am
面白かった。
何って驚くほど日本語が拙い。いや、拙いというのは違うな。全く矯正の跡がない、とでも言おうか。
何となく今そういう人が増えてるな、というのは最近感じる気がする。(かく言うわたしの恋人にもそういうところを感じたりする。)
そしてそれは、一方で大丈夫かな、と思い、一方でかなわない、と思う。
梅 佳代を見ていて、自分の“感じ”にあたる言葉を強力な誠実さで探しているように見えた。それ以外の言葉の使い方を知らないかのように。
それはこれ以上ない、正しい言葉の使い方だ。その使い方しかできないのだったら、それは本当に、一方で大丈夫かな、と思い、一方でかなわない、と思うよ。
何となく、自分の中で秋葉原の事件と繋がりそうだけど、まだよくわからない。
何かの爆発は、できることなら梅 佳代さんのような方向でできたらいい。
それが才能の有無の問題だとは言いたくない。(確かに才能の問題は間違いなくあるが。)
ふと気を抜いたら狂ってしまうんじゃないか、というような切羽詰まった感覚で人が生きている、こういう息のできないような窒息しそうなギリギリの世界は、(最近のギリギリ度は、本当にもう、狂いそうだと思う。)どこへ行くのだろう。
自分が特別だと思える小さな何かを、探そう。何でもいいんだ。