11:58 pm
と、いうわけで、2013年1月5日PM5時15分2500グラムきっかりで、
せいが誕生しました。
わー。わー。わー。
これまで概念と実体の中間のような存在だったせいが、確実な実体となって現れるその強度に驚きを禁じ得ません。
ものすごいことでした。
ものすごいことでした。
これまで、新生児をかわいいと感じたことはあまりなかった気がしますが、
やばい。激かわいい。
これまで、子どもが生まれるとその人の携帯待ち受けが子どもになるのを、微笑ましくも、どこか「十把一絡げが」と思っていましたが、
さっそく待ち受けはせいです。
やふーっ!
予定日までまだ結構あったので、昨晩妻が「なんかすごくお腹痛いんだけど。10分おきくらいな気がするんだけど。」と言っていた時は、
「盛って言ってるんじゃないの?」くらいに思って接してしまい、明け方痛みで目が覚め寝れなくなった妻の横で寝息をたてていたわたしを、妻に
「一生忘れない」
と言われてしまったりもしましたが、朝起きて病院に連絡して呼ばれてタクシーとばして病院行ったら入院になってそのままあれよあれよと子宮口が開き続け、あれよあれよと分娩室であれよあれよと生まれました。
病院で妻にいきなり
「私いきみたいんだけど…!ちょっと先生呼んで…!」
と言われた時の驚きは忘れないでしょう。
初めてのはずのいきみたい、という感覚が、瞬時に言葉に生成されて使われたライブ感、ぱねえ!的な。
あと、立ち会い出産時の男の聞きしに勝る無力さたるや、ストローのささった水のペットボトルを持ってウロウロするのみでした。
しかし妻は立派だった。
本当に一切騒ぐことなくいきみと深呼吸を繰り返すので、思わず「衰弱してるんじゃないですよね?」と聞いてしまった程でした。
本当に立派だった。ありがとう。
さらに、今日の分娩室、先生から助産師さんから医学生っぽい人まで全員女性で、生まれた時から女に囲まれる運命の男なのかもしれない、と思いましたよ。間違いがおこらないようしっかり教育せねばなりません。
しかし、お父さんが休み中に、しかもあと1日休みを残して生まれてくれる何ぞは、なんと孝行息子でしょう。
しかも帰って関心空間に日記書く時間までくれて。(笑)
せい、本当におめでとう!