10:46 am
『サンデープロジェクト』で久々に小沢一郎民主党代表を見た。
この人は、そのキャラクターや政策は、とりあえず置いておいて、昔から、一番話していることが伝わってくる政治家だった。
わたしは政治家には、タカ派だろうがハト派だろうが、保守だろうが革新だろうが、つまり主張は関係なく、とにかく「同じ言語使っとんのか?」というくらい、言葉が伝わってこない感覚を持っていて、それはもう本当に、かなりの不思議だった。そういう感覚が世の中で全くと言っていいほど話題にならないことも含め、もの凄い不思議の1つだった。
(もちろん、わたしは政治家をメディアで見ているだけの立場で、しかも不勉強である人間ということを前提に。)
で、そんな中でも、小沢一郎は、言葉が通じる感覚がある、唯一の政治家だった。
自民党時代、若くてブイブイいわせてた時代は、ちょっと人柄やタカ派的なイメージからあまり好きでなかったのだけど、ただ言ってることは伝わってくるな、と思っていた。
だから、政治家としては一番興味がある人だった。
長く沈黙状態にいた彼が筆頭野党の党首になったのをニュースで知り、ただここ最近の彼が、なんかやる気あるように見えてなかったので「へー。」くらいに思っていた。
で、たまたまテレビつけたら出てて、見てみたんだけど、彼がやっと筆頭野党の頭になったのは面白い気がした。
言ってることが伝わること。
そして、国民にわかりやすく伝わることの意味を認識していること。
その質は知らないけども(著作も読んでないようなわたしです。)最終的な国のビジョンからはいるスタイルの政治家だといえること。
政治を面白くしてくれるかもしれません。
政治には確実にエンタテインメント性があり、それは実は軽視されるべきでなくて、
小泉劇場はエンタテインメントとして、あまりにお粗末だったけど、小沢民主が少し、その質を上げてくれるかも、という期待をもちました。
ただ本当は、ビジョンを語れる政治家が少なくとも2人以上いて、それをたたき台に選択、議論できるのがあるべき姿だろうとは思います。
そして、言葉の通じる政治家がわかる言葉で語りだすのならば、国民はもっと自覚を持たざるをえなくなります。明確に、責任を感じる必要があります。個人の政治的質を高めなくてはいけない、と思います。
うーん、こんな長文書く気なかったのに…。
むしろCMの田中裕子のこと書きたかった。(笑)