for the rest of my life

ex.ニジの空間(関心空間)

マンガ

阿・吽

覚悟を決めた人や表現て、魅力的ではないですか。 自分もそうありたいと思い、憧れるではないですか。 そういう表現にはすごく感動させられるではないですか。 しかし、そういうのを飛び越えた偏執狂的な表現というのも、あるではないですか。 感動というよ…

子供はわかってあげない

信頼おけるマンガ好きの方々がこぞってお勧めしていたので「まあ、間違いないのだろう。」と買ってみましたが、 まあ、間違いなかった。 ふんわり日常ギャグマンガ?からの、 え、ふんわり推理サスペンス?からの、 ええ?まさかのサイキック風味?からの、 …

天才 柳沢教授の生活 34巻

作者である山下和美自身がツイッターで、 “天才柳沢教授の生活34巻は自分で読み返して見ても相当内容力入ってます。皆さんに是非読んでもらいたいです。34巻目だけでもいい。” とツイートした34巻。 なるほど、凄い。 同時にわたし自身がここ数巻で感じて…

刻刻

これは断言できます。 2013年現在、最も面白いマンガの1つです。 6巻まできて、ハラハラドキドキは高まるばかりです。 しっかり構成されたストーリー(ロジック)と新鮮な驚くべき発想と閃きの面白さ(センス)が高い次元で成り立っている奇跡。 紙飛行機…

海街diary

大人なマンガだなあ、と思います。 5巻まで出て、やっぱりとてもいい。 鎌倉を舞台にってのは少しきれい過ぎるかもしれないけども、落ち着いて大人が大人らしく丁寧に描いてる物語だと感じます。 大人なんて、その中身も悩みも、実は子どもとそんな変わらな…

秋津

日曜日のお気楽な電車とはいえ、久々に電車の中で声だして笑ってしまいました。 やっぱり室井大資が好きなのだなあ。わたし。 いや、回し者じゃないのですよ。 どことなく作品から吐瀉物の香りがするよね。(褒め言葉) いらかくん、かわいい。 いらかくんに…

少年ノート

綺麗なカラーを描くなあ、とほれぼれしますが、内容もすごくいいと思います。 (ちなみにカバーにパール系の用紙を使ってるのはとても正解だと思います。デザイナーさん、いい仕事してるね!/笑) 振り返るにわたしがマンガを紹介する時多用し過ぎな「丁寧…

弱虫ペダル

青春スポ根マンガです。 友情・努力・勝利です。(チャンピオンだけど。) そこを踏まえて、あえて選んだ16巻の書影をご覧下さい。 なにこれ?! サイコホラー?? ねぇ。ひっかかりますでしょう? 書店でずっと気になってたんですよね。このマンガ。 で、機…

竜の学校は山の上

九井諒子という作家さんの短編集。 同人誌やWEB上の発表作を集めたもののようです。 完全にジャケ買いでしたが、非常に良かったのでお勧め。 大人マンガっぽい落ち着いた筆致で、ファンタジー世界の“世界史”じゃない世界を描いた物語や、どこかファンタジー…

GIANT KILLING

あっという間にもうじき20巻ですね。 ずっとだれずに面白くて、素晴らしいです。 達海の采配と椿の成長を軸に、いろいろな要素を破綻なくここまで展開できていて、しかものんびりとしたこの雰囲気。 実にいいと思います。 監督 選手 経営陣 サポーター達 選…

おんさのひびき

『ミツバチのキス』も鮮烈な伊図 透ですが、どうやら3巻で完結した模様のこちらも大変に素晴らしいと思います。好き。 もうちょっと読みたかったなあ。 どこかマイノリティ側に立ってしまった3人の少年少女を通して少年少女たちの世界の姿を瑞々しく描いて…

町でうわさの天狗の子

なんたるセンス。 もうタイトルからして脱帽だが、読めば読む程センスがいい。 (文化祭のエピソードの扉絵が中世ヨーロッパ風イラストだったりした時にはうなりました。超主観的感想。) あとこの人の絵を下手だという人もいますが、この人本当に絵うまいと…

COCOON

今日マチ子がこちらにも扉を開いてくれました。 これまでも高く評価をされてきた今日マチ子の叙情的な作品群は、残念ながらわたしには繊細すぎてややついていけない部分が多かった。 きっと作者本人やそれを愛する読者にとっては、十分に心を振動させ、世界…

柘植 文

最近抜群に面白いマンガ家さん。 知らず知らずリピートして読み続けている率は昨今では『よつばと!』以来の多さです。 脱力系のギャグマンガは数あれど、本気でリラックスしてしまう親しみやすさと、「あるある」の的確さと、その分析・呈示に現れる知性が、…

君に届け

見回すに実にミーハーな空間だと思う“ニジの空間”なわけですが、また1つ。 もう立派な賞なんかもとって、誰もが知ってる大人気作品です。 でも、36歳の男にはやや敷居の高い別マ作品。(笑)今まで何となく横目に眺めて手は出ていなかったのですが、この度…

ONE PIECE

今さらだな。 初版300万部でハリーポッターを抜いた今日じゃ、ホント今さらだな。 1973年に生まれたわたし。 マンガ好きなわたし。 喜べ。そんなわたしが愛してやまなかった少年マンガが、ここで結実した。(!) そりゃ歴史になるよ。まだ終わってないけど…

孤独のグルメ【新装版】

背広の男が日本のいろいろな街で仕事の合間にいろいろなものを1人で食べる。 それだけなんだけど。 非常に面白いです。 朝からやってる飲み屋で夢の中かと思ってしまう様や、 大阪人に囲まれたおとなしめ関東人が所在ない様や、 川崎に焼き肉が似合うだとか…

さよならキャラバン

関心空間で知った1冊。 BL系の作家さんらしいです。 この作品は全くBLではありません。 以前、自身の日記で『失恋ショコラティエ』に触れた時にもさらりと書いたのですが、BLにまたがる作家さんは、わたしがこれまで読んでいる限りでは、論理的か生理的か、…

ちはやふる

ダサ・クィーン、若宮詩暢本格登場の第5巻発売。 2009マンガ大賞受賞だそうです。 さもありなん。 少女マンガ誌(?)に掲載ながら、最近のマンガでは最も正しく少年マンガ感あふれた作品だと思います。 個人的な感覚で言えば、 今、『スラムダンク』を求め…

海月姫

“働いてないニートの30代アフロ女子が集う伏魔殿”(アフロじゃないけど)で繰り広げられるドタバタコメディ。 オタクには愛憎入り交じった興味と関心がある。 オタクって、原始時代に置き換えるとアレでしょう?群れの中で狩りも子育てもしないで、群れの掟…

弑逆契約者ファウスツ

『哲也』の頃からこの人の絵には力があっていいなあ!と思っていましたが、やっぱりいいなあ! まだ2巻までしかでていなくて、プロローグが終わったところという感じですが、非常に面白くぐいぐいと読めて、ニジ的に期待大ということでKW登録。 細かいこと…

岩岡ヒサエ

ものすごくうまくて、真剣なマンガ家さんだなあ、と思います。 やさしいタッチとやさしいユーモアで素直にいろんな日常を描いていきます。 甘くも辛くもない。単純に。素直に。 いろいろな出来事や事件やストーリーは、いろいろな人間の生が作用し合って生ま…

イムリ

ほの暗く淫美な三宅乱丈の世界が大きく花開きそうな、スケール感のある大作(になるんでしょう)。 痛かったり暗かったり落ちたりするマンガは怖いビビリのニジですから、三宅乱丈の作品というのはいつもおっかなびっくり。 ギャグマンガである『ぶっせん』…

イヌジニン

やった。やった。 待ち続けてよかった。 室井大資の単行本がついに出た。 読んだ。 間違いない。間違いないよ。 きっとこれから凄いところに、わたし達を連れて行ってくれる。 オーソドックスな伝奇ものだけど、総合的な完成度が抜けてると思います。 まだ1…

FLIP-FLAP

入りこみつつもちょっとひいた目線で、頑に“青さ”を描き続けている(ように感じていた)とよ田みのるの最新刊。 彼に関しては、実はわたしはその“青さ”に対するあまりな直球さが今イチ好きになれないで斜め読み、くらいのスタンスだったのですが、この新刊は…

おもいでエマノン

実は鶴田謙二のマンガをわたしはさほど好まない。 別にKWを立ててもいる通り、鶴田謙二には抗しがたい魅力を感じつつも、そのマンガ作品に対しては実は全く熱心な読者ではなかった。 彼のマンガは、わたしにとってはマニアック過ぎるし、未整理でとても読み…

よつばと!

ごめんなさい。 これまで読みもしないで完全になめていました。 すごいな。すごいな。 このマンガはすごいな。 本当にごめん。これを読まなかった自分よ。 少ない語り口で、人の(きっと)大切な記憶や感触や感情を、やさしく丁寧に、それは大事に卵の薄皮を…

3月のライオン

あの“ハチクロ”の羽海野チカの最新作、です。 世間を席巻し、ここ関心空間でも空前の人気を誇っていた『ハチミツとクローバー』ですが、ニジは正直あまり面白く感じませんでした。 ただ、彼女が昔『COMIC CUE』に描いた「星のオペラ」という短編はものすごく…

戸田誠二

オンラインコミック作家さんです。 衝撃的なクオリティーの作品を描かれていると思います。 『生きるススメ』のあとがきで“持ち込みしても受け入れられなかった”とありますが、不思議な話です。 わたしも『生きるススメ』を書店で見かけて購入して初めて知っ…

伊藤理佐

『おいピータン!!』の10巻を読みまして、やっぱりこの人はKW登録したいなあ、と今更ながら。 本当に名手だと思います。 似たようなスタイルの短編作が多い作家さんですが、読むたび読むにつけ、ぎゅぅっと思い当たる“人の生活”よ。 隣の誰かさんの、昔の自分…